とうとう、と言うか、やっと、と言うか、行って参りました、ジョン・レノン・ミュージアム。ＪＲさいたま新都心駅すぐ前のさいたまスーパーアリーナ内にあります。何でそんなとこにジョン・レノンの記念館を作ったんだか全然わかりません。多少腹立ちまぎれっぽい言い方になってしまうのは、私の家のある横浜からはちょっと遠いからというセコい理由からなんですが、とにかく、１０月９日のオープンから２か月以上も行かずにいたのはそのせいなのでした。

　建物はすごかった。インターネットでこのミュージアムのことを調べようとしたら、ＵＲＬがhttp://www.taisei.co.jp/museum/だったりして、へーとか思ったんですが、さすが大成建設。そんな感じです。

　実を言うと、着ていた服とか作詞原稿とかそういうものにはほとんど興味がなくて、それ以外に何があるのかなという期待をして見に行ったんですが、収穫は…うーん。

　少年時代からビートルズ時代を経て凶弾に倒れるまでの年表というかそういう流れみたいなものは頭に入ってますからね。展示してある写真も半分以上はどこかで見たことがあるものでしたし。

　リッケンバッカーとかエピフォン・カジノとかImagineの白いピアノとか（わかんない人には何のことかさっぱりでしょうが）はさすがに食い入るように見てしまいましたが、あとは…いまいちかな。でも、初中級者にはいいんじゃないでしょうか。自称上級ジョン・レノン・ファンである私にとっても、雰囲気は良かったです。ジョンの優しい、理想主義的な面はすごくよく伝わってきました。

　一番よかったのはミュージアム・ショップという名のお土産コーナー。10年以上前に神田の本屋でふとした弾みで見つけた『ジョン・レノンセンス』（イン・ヒズ・オウン・ライトの邦訳版。訳者はなんと片岡義男）。これはちょっとしたお宝だぞ、なんて心密かに思ってたんですが、ショップでは平然と平積みで売ってました(T-T)。悔しいからその隣に並んでいた『A Spaniard in the works』（原書）を５０００円もはたいて買ってしまいました。英語読めないのに。

　しかし、その程度のものなら原宿のGET BACKでもあるんでしょうね。もう10年も行ってないからわかりませんが。

　入館料は大人\1,500。うーん、こんなもんでしょう。\3,000だったらキレてました。ついでに寄るにはいいですが、わざわざ目指していく所じゃないですね。ちなみにショップとカフェはチケット買わずに入れるので、また行くかも知れません。

　…でもちょっと遠いんだよなあ。