日本語教師日記

ですね

 私は現在(2001年11月)中国山東省はWH市(仮名)の日本語学校で教鞭をとっている(くわーっ、エラそー)。留学希望者の1年コースと、技術研修予定者の短期事前研修コースとがあって、私は両方見ているのだが、留学希望者コースのほうが若い女の子が多いのでついつい力が入ってしまう毎日である。

 その、やっと形容詞を覚えた留学希望者コースの学生が書いた落書き。(一部仮名)
  R先生は親切です。
  秋山先生はハンサムです。
  M先生はきれいですね。
  N先生はおもしろいですね。
  わたしたちはかわいいですね。

 やられた。「わたしたちはかわいいですね」って…。よくもまあぬけぬけと…って言うか、そういうおまえが確かにかわいい(^^;。それぞれの先生の特徴をとらえて(特に私については非常に正確に(^^;)書き分けているのも感心したが、「わたしたちはかわいいですね」にはやられてしまった。

 「わたしたちはかわいいです」だけだったら、「いいえ、ちがいます」とかツッコミも入れられるのだが、「…ですね」と来られては、どうも、かわいいと認めざるを得ない。ほのぼのと心温まるひとときであった。