ボクのヒーロー
私が初めてジョン・レノンを知ったのは、中学２年の夏だった。ジョンがニューヨークの自宅前で殺されてから半年ほど後の話である。
当時サザンのファンだった私は、明星だか平凡だか中二時代だかで、桑田佳祐がジョンの悲報に接してショックのあまりコンサートのリハーサルを休んだという話を読んで、そのジョンという人は一体どんなすごい人なのだろう、と驚いた。私にとっては桑田佳祐がすでに憧れのヒーローだったのに、そのまたヒーローである。超ヒーローと言うしかない。
ある日ＦＭで桑田佳祐がＤＪを務める番組を聴いていたら、そのジョン・レノンの曲がかかった。その曲の名は"Mother"。
少し大げさに言えば、私の頭の中で革命が起こった。極端にシンプルな演奏、「ママ行かないで」という悲痛で情けない歌詞、そして悲鳴のようなシャウト。音が薄くて物足りないようでいて、すべて圧倒的な緊張感に満たされていた５分１１秒。心地よさ、親しみやすさ、美しさ、完成度の高さ、商業的媚び…そういったもろもろとの縁を断ち切った世界の音楽に私は打ちのめされ、一発で参ってしまった。
…という書き方はずるいだろうなあ。まるで私がものすごく感受性豊かな中学生だったみたいになってしまう。もちろん、私がジョンに参ったのは"Mother"を聴いたからだけではない。ジョンは元ビートルズ、という知識がすでに入っているから、「これはいいものなのだから、それをいいと感じる俺は『違いのわかる男』なのだ」みたいなブランド信仰みたいな気持ちがあった。
何よりジョンが「殺された」というのがものすごくかっこいいことに思えたのだった。もしかしたら早死にした人間なら、ジェームズ・ディーンでも尾崎豊でも沖田総司でも、誰でもよかったのかも知れない。でも私が最初に出会ったのはジョン・レノンだった。俺も殺されるような人間になりたい、と真剣に思った。
私はそれから２年ほどかけてジョンのアルバムをこつこつと買いためた。途中からビートルズにも手を出して、そうなるともう曲を聴くだけでは満足できず、インタビュー集やら詩集やら伝記やらを読みあさることを通して、ジョンの人間そのものに迫ろうとしたのである。
…という書き方もずるいだろうなあ。ジョン・レノンを一生懸命勉強したのも確かだが、その一方では非常にお手軽バカなこともやっていた。つまり、ジョンのまねをして丸いメガネをかけていたのである。
…という書き方はもっとずるくて、１０年以上たった現在、私がかけているメガネは見事にJohn Lennonブランドのまん丸い奴なのである。いい年してまだまねしているわけである。しかも「ジョン・レノンみたい」と言われたことが一度もなく、「昭和天皇の若い頃」ならまだいい方で、「桂文珍」「東海林太郎」などと言われてしまっているのが情けない。
とにかく私は中学・高校を通してレノニストであった。「ラブ＆ピース」「革命」という言葉に無限の可能性を感じ、青春の熱さというやつで方向を誤ってマルクス、レーニン、毛沢東を読んでしまったりもした。命日である１２月８日にはＦＭラジオにかじりつくようにして聴きふけり、映画『イマジン』を観てはハンカチが絞れるほど泣いたりした。
今にして思えば、そういうふうに何かちょっとみんなとは違う何かに夢中になっている自分をプロデュースしてカッコつけてた、ということになるのだろう。でも本当に好きだった。意地悪で優しくて、強くってもろい。誰か一人の人間をここまでしつこくいろんな角度から深く知ろうとしたことは、後にも先にもない。
ディスコグラフィー（あきやま所蔵分のみ(^^;）
John Lennon Imagine Some Time In New York City Mind Games Walls & Bridges Rock 'n' Roll Shaved Fish Double Fantasy Milk And Honey Menlove Ave. ホームページへ戻る
Mother ベース・ドラム・ピアノのみのシンプルな演奏をバックに「母さん、僕はあなたのものだったけど、あなたは僕のものではなかった」という切ない叫び。マザコンと言ってしまえばそれ以外の何ものでもないが、そういう個人的なかっこわるいことを歌にする、ということ自体が驚きだった。 Hold On 一転してぬくもりにあふれたメッセージを伝えてくれる小品。 I Found Out 俺にはわかったんだ、どいつもこいつもインチキだ、なにもかもがまやかしだ！と叫ぶ、すべてのしがらみへの訣別。このギターはどう弾いているんだろう。 Working Class Hero 労働者階級のヒーローってのはちょっとしたもんだぜ、と歌うフォーク調の曲。この曲は歌詞を聴くべきであって、メロディ的にはつまんない。 Isolation 「孤独」という邦題がついてるが、しみじみと寂しくなる。途中曲調が変わる部分が好き。 Remember 平坦な演奏にエモーショナルなボーカルがからむ。かっこいい曲だと思うけど、ちょっと退屈。 Love バイエルみたいなピアノとストロークのみのギターをバックに、中学生英語の歌詞。話しかけるようなジョンの歌声。どこにも力が入っていないけど超名曲。 Well, Well, Well このタイトルを詩人の三木卓は「やれやれやれ」と訳していた。やれやれ。 Look At Me ギターのスリーフィンガーだけで歌うラブソング。「僕を見て」なんて、言いたくてもちょっと恥ずかしくて言えないようなことをサクッと言っちゃうんだなあ。 God 歌詞を聴いていないと、レコードが壊れて同じ所ばかり回ってるのかと思ってしまう。どうもジョンにはこういうしつこい繰り返しが多いんだよなあ。内容的には過去への訣別宣言といったところで、ビートルズさえも切り捨てられている。 My Mummy's Dead ラジカセの内臓マイクで録音したような、ギター１本の一発録りのワンコードで１分にも満たないような曲。おまけみたいなもんか。
Imagine 例によってシンプルな編成で演奏されるバラード。その繊細な美しさと崇高な理想を平易な言葉で歌い上げる力強さにはあこがれてしまうしかない。超名曲。 Crippled Inside 弾んだリズムにメジャーコード、明るい曲調のはずなのにどことなく暗い。ポールとの違いだな。 Jealous Guy Imagine系のバラード。超名曲。でも内容は「君を傷つけるつもりじゃなかった、泣かせてしまってごめんよ、僕ってやきもちやきなんだ」。そんなの直接ヨーコに言えば？とか言ってはいけない。弱さをさらけ出せる強さ、と言っておくか。 It's So Hard 構成自体はシンプルなんだけど、倦怠感にあふれたナンバー。 I Don't Want To Be A Soldier 平坦な演奏にエモーショナルなボーカルがからむ。よく聴いてみると１番と２番で歌い出しのタイミングが半小節ずらされたりしていてなかなか難しい。 Give Me Some Truth スリリングでダイナミックな展開を見せるメッセージソング。声がかっこいい。まねすると喉つぶれそうになるけど。 Oh My Love Love系の名曲。今度は別人のように優しい声を聴かせてくれる。 How Do You Sleep? ビートルズ解散にからんでポールにあてこすった歌。タイトルは、目が大きいポールをからかうビートルズ内輪のギャグだそうだけど、じゃ、鼻の穴が小さかったらHow Do You Breathe?とか言うんだろうか。不協和音を多用したメロディラインがいけてる。 How? 恋愛に対する謙虚な気持ちを歌った曲。個人的には名曲。 Oh Yoko! 珍しく明るいラブソング。歌詞は死ぬほどシンプルでストレート。ハーモニカはジョン自身の演奏だけど、これはうまいと言うのだろうか。
Woman Is The Nigger Of The World ヨーコに影響されて女性問題を扱った曲。パワーは感じるけど、あまり好きではない。 Sisters Oh Sisters ヨーコの曲。なかなかポップでいいと思う。 Attica State ギターといい、ヨーコとのツインボーカルといい、すごく攻撃的なナンバー。ライブだったらかっこいいんだろうなあ。 Born In A Prison ヨーコの曲。ジョン・レノン様にコーラスつけさせてボーカルとるなんて羨ましい。「木は愛されて笛になる」というフレーズが印象的。 New York City よほどニューヨークが気に入ったと見えて、非常に生き生きとした様子が伝わるストレートなロック。 Sunday Bloody Sunday アイルランド問題を歌った独特の雰囲気を持つ曲。緊張感あふれるジョンのボーカルがすばらしい。このアルバムでは一押し。 The Luck Of The Irish 英語がわかんなければのどかなフォークだが、「略奪」とか「虐殺」なんて言葉がぽんぽん出てくる政治的な歌。 John Sinclair ジョン自身の演奏によるスライドギターのフレーズが印象的なこれもやっぱり政治的な歌。ガッタガッタガッタ… Angela 黒人女性運動家に捧げられたこれまた政治的な歌。 We Are All Water ヨーコの曲。「溶けて流れりゃ皆同じ」の英語版（嘘）。
Mind Games ラブ＆ピースを歌い上げたバラード。でも、このアルバム全体に言えることだけど、ヨーコと別れて自堕落な生活を送っていた時期の作品なので、仕上がりがいまいち。 Tight A$ 歌詞は意味不明だけど、なかなかかっこいいロックナンバー。 Aisumasen 私だって言わないような丁寧な日本語で何を謝っているかというと、ヨーコに謝っているわけで、この男もしょーがねーなーと思うかも知れないけれども、すごく落ち込んだ感じがする名曲。最後のギターソロが泣ける。 One Day (At A Time) ヨーコへの愛を歌ったメロディアスなバラード。ビートルズ後期のBecauseに通じる雰囲気を持っている名曲。 Bring On The Lucie(Freda People) メッセージ色の強い曲。いまいちかな。 Nutopian International Anthem ３秒分の溝だけあって音がしないというキワモノ的な曲。CD全盛の現在ではありえないアイディアだよなあ。 Intuition ジョンには珍しく、耳になじみやすい曲。直感がどうとか…というメッセージがこめられているのだが、私にはよくわからない。 Out The Blue ヨーコへ向けたと思われる力強いラブソング。ピアノによる間奏がかっこいい。 Only People これもまた明るいようでどことなく暗い、ジョンらしい雰囲気の曲。人としての連帯を訴えるメッセージがこもっている。 I Know (I Know) ジョン得意の自省的なラブソング。Today I love you more than yesterday〜というフレーズに異様に入れ込んでしまった若き日の私。 You Are Here ヨーコとの愛の軌跡を歌ったオリエンタルムード漂う曲。 Meat City ビートルズのマイモンキーみたいなダイナミックなロックンロール。
Going Down On Love このアルバム全体がそうなんだけど、ブラスはあまり好きじゃないから使わないでほしいなあ。特にこの曲は曲自体くせがあるからなじめない。 Whatever Gets You Thru The Night エルトン・ジョンとの共演。ナンバーワン・ヒットを記録した豪快なロックンロールだけれども、あまりいい曲には思えない。 Old Dirt Road 耳には心地よいけれども一緒に歌いたい気持ちにはなれない。どうもいい曲がないな、このアルバムは。 What You Got こういうファンキーな曲ならブラスも合うと思う。でもジョンのシャウトはちょっと細いかなあ。 Bless You ムード歌謡ってわけじゃないけど、妙に艶っぽい感じの異色作。 Scared このアルバムでの一押し。中間部でのシャウトが好き。しかし邦題の「心のしとねは何処」って、どこからひねり出してきたんだろう。 #9 Dream 確かに夢のような感じはする。ベスト盤に入ったりする曲なんだけれども、私の好みではない。 Surprise, Surprise (Sweet Bird Of Paradox) いきなり変拍子の前奏、何やら哲学的な歌詞、どことなくビートルズ的味わいの曲。ジョンの声も含めて好き。 Steel And Glass サビのバックがHow Do You Sleep?に似て聞こえるのは私だけだろうか。Menlove Ave.のバージョンの方がかっこいいと思う。 Beef Jerky インストルメンタル。 Nobody Loves You (When You're Down And Out) フランク・シナトラ風に作ったという話をどこかで目にしたことがある。言われてみればそんな感じがする。スケールが大きいと言えば聞こえはいいが、オヤジくさいかも。 Ya Ya 息子ジュリアンとの共演がほほえましい。でもほとんどデモみたいなもん。おまけと考えるべき曲。
Be-Bop A Lula このアルバムもブラスが多いんだよなあ。オールド・ロックンロールなのに。でもジョンがノッてやってるのがわかるから許せる。最後の"She's my baby girl"がセクシー。 Stand By Me イントロのカッティングが印象的な超名曲。オリジナルよりかっこいい仕上がりになってると思う。破綻しそうでしないぎりぎりのシャウトがいい。 Rip It Up〜Ready Teddy メドレーなんだけど、言われないとわからない。ロックンロールってどれも似てるから。しかし、ジョンのボーカルは男くさくなくて、変な言い方をすると、優しい。 You Can't Catch Me ビートルズ時代のCome Togetherがこの曲のパクリとして問題になったらしい。確かにメロディは似ているけれども、印象が全然違う。わざとそういうアレンジにしてるのかもしれないが。 Ain't That A Shame ８ビートにして原曲よりも歯切れがよくなっている。 Do You Want To Dance ビーチボーイズのアレンジの方が好きだな。だってこれレゲエになってんだもん。 Sweet Little Sixteen この曲ではブラスが大げさに聞こえる。ちょっと退屈。 Slippin' And Slidin' 正統派のロックンロール。ジョンの声がよく合っている。 Peggy Sue バディ・ホリーのものまね（しゃっくりみたいな音）までしているところからすると、ノリノリなんだろう。 Bring It On Home To Me〜Send Me Some Lovin' メドレーなんだけど、言われないとわからない。どれも似てるから。でもこの２曲はどちらもかっこいい。カラオケにあったら歌いたい。 Bony Moronie ねばっこいベースのリフがブルージーな雰囲気を醸し出すまったりとしたナンバー。 Ya Ya Walls And Bridges収録のものとは全然違うアレンジで、サザンのYa Yaとは全然別の曲。 Just Because このアルバム全体を一つのショウに見立てたかのようなMCが聞けるラストを飾るにふさわしい曲。
Give Peace A Chance 最近何かのTVCMでかかっていた。60年代後半のムード漂うメッセージソング。 Cold Turkey 麻薬だか覚醒剤だかの幻覚症状を歌ったもの。Motherに通じるシンプルさと緊張感に満ちた曲。ジョン自身はかなり気に入っていたらしく、ライブでもよく演奏された。 Instant Karma! ナイキだかアディダスだかのTVCMでかかっていた。元気が湧いてくる曲。 Power To The People ミラージュだかディンゴだかのTVCMでかかっていた。イントロなしで始まる分厚いコーラスがずしりと思いメッセージソング。この"Power"は訳しようがない。 Mother 省略 Woman Is The Nigger Of The World 省略 Imagine 省略 Whatever Gets You Thru The Night 省略 Mind Games 省略 #9 Dream 省略 Happy Xmas (War Is Over)〜Give Peace A Chance "Last Christmas"や「クリスマスイブ」だけがクリスマスソングじゃないぞ。もっと大きな愛、そして平和を祈りつつ聖夜を過ごすべきなのである。
(Just Like) Starting Over ５年にわたる沈黙を破っての音楽活動再開を告げるアルバムのオープニングナンバーにふさわしく、すべてが新しく始まるんだと歌っている。歌詞の内容やエルビス入った歌い回しからは精神の安定と充実ぶりがうかがえ、何よりメロディとアレンジの美しさには鳥肌が立ってしまう。超名曲。この２か月後に殺されてしまったのが返す返すも残念。 Kiss Kiss Kiss ヨーコの曲。日本語で「抱いて、抱いてぇ」というのが恥ずかしくて親の前で聴けなかった。 Clean Up Time 一曲の中で唱法を変えていたりして、余裕がうかがえる。 Give Me Something ヨーコの曲。こういうのはテクノポップ風と言うのだろうか。 I'm Losing You ヨーコと連絡がつかない苛立ちを歌っている。ギターもかっこいい。しかしいい声だなあ。 I'm Moving On ヨーコの曲。このアルバムのヨーコの曲は全然アバンギャルドなミュージック・コンクレートとかではなくて、非常に耳に快い。 Beautiful Boy (Darling Boy) 息子ショーンにあてたオリエンタルでトロピカルな曲。スティール・ドラムの音のせいだろうなあ。 Watching The Wheels ジョンらしい作風のミディアム・テンポの曲。優しく語りかけてくるような説得力のあるボーカルがいい。 I'm Your Angel ヨーコの曲。そのタイトルは図々しいだろ、と言ってはいけない。 Woman 珠玉の超名曲。歌詞、メロディ、声、コーラスワーク、アレンジなど、どこをとっても優しく美しいが、不協和音を使ったサビのコーラスは絶品。いきそう。 Beautiful Boys ヨーコの曲。魔女が呪いをかけているように聞こえてしまうのはなぜ。 Dear Yoko 音楽は音を楽しむと書くのです、みたいな明るくて楽しいナンバー。 Every Man Has A Woman Who Loves Him ヨーコの曲。ほぼ最初から最後までジョンがハーモニーを付けているが、だからと言ってそこからヨーコのパートを消してジョンの新曲みたいにして発売するのはずるいと思う。 Hard Times Are Over ヨーコの曲。１曲目のスターティング・オーバーに呼応する形で、今までのあれやこれやを振り返り、さあこれからね、という内容。涙なしには聴けないなあ。
I'm Stepping Out 未発表曲を集めてどうにかしたアルバムなので、質的にはどうなんだろうという感じ。この曲も悪くはないけど、いまいちデモっぽいんだよなあ、歌い方とか。 Sleepless Night ヨーコの曲。うがった見方をすれば「抱き合わせ」なのか？みたいな気もする。 I Don't Wanna Face It ジョン自身のカウントで始まる。アン、ドゥ、アイン、ツヴァイ…のあとが「ぴっころぴっころ」に聞こえるんだけど、何語なんだろう。世にも珍しい「激しい裏声」が聴ける。 Don't Be Scared ヨーコの曲。いつの間にこの人はポップミュージシャンになったんだろう。 Nobody Told Me シングルカットもされた名曲。こんな世の中になるなんて誰も教えてくれなかったよ、というジョンらしい視点からの歌詞がおもしろい。 O' Sanity ヨーコの曲。 Borrowed Time これはデモだろう。曲も好きじゃない。 Your Hands ヨーコの曲。何と日本語で歌った後、英語に通訳するというインターナショナルな歌。どういうねらいなのだろう。 (Forgive Me) My Little Flower Princess これもデモだろう。しかも歌詞も作りかけって感じだし。 Let Me Count The Ways ヨーコの曲。次の"Grow Old With Me"と対になるように作られている。 Grow Old With Me これはもう完全にデモ。ピアノとリズムボックスだけの伴奏だもん。でも名曲。結婚式で歌いたい（相手がいればの話だけどね）。 You're The One ヨーコの曲。うん。あなたはあなたでアルバム出しても売れるんじゃないのかなあ。
Here We Go Again このアルバムは"Rock'n' Roll"と"Walls And Bridges"のレコーディング・セッションの時のボツ曲とデモの寄せ集めなのだが、集め始めてしまったらこういうものにも手を出さなければならないのである。この曲もなんかテンポが間延びしていて退屈。 Rock And Roll People この曲はかっこいい。このアルバムの一押し。 Angel Baby ジョンの女性的とさえ思える優しいボーカルが聴ける。 Since My Baby Left Me コーラスとの掛け合いが楽しいロックンロール。 To Know Her Is To Love Her 邦題は「会ったとたんに一目惚れ」。うまい。曲は１曲目同様もたもたしてて退屈。 Steel And Glass デモ。だけどこっちの方がシンプルで好き。 Scared デモ。これは既発表テイクの方がいい。 Old Dirt Road デモ。これも既発表テイクの方がいい。 Nobody Loves You (When You're Down And Out) デモ。これも既発表テイクの方がいい。 Bless You デモ。これも既発表テイクの方がいい。わかってて買ったんだからいいの。